未来を予測すればゴールは自然と見えてくる

ゴール設定で悩んでいるあなたへ

 

どうも、苫米地式コーチング認定マスターコーチ補の齋藤です。

 

セミナーやセッションを行っていて、様々な方からゴール設定に関する質問をいただきます。

 

・現状の外側にゴールが設定できない

・過去の自分を基準にして設定してしまう

・抽象度の高いゴールを設定できない

 

という風に悩まれている方は多いようです。

 

今日はそんな問題を解決するためにゴール設定と未来についてレクチャーしていきたいと思います。

 

ゴールは社会との繋がりの中で見えてくる

ゴールを上手に設定できないときに陥りがちなのは、そもそも自分という枠に囚われてしまっているからです。

 

苫米地式コーチングではバランスホイールに沿ってゴールを複数設定します。

 

仕事、趣味、家族、友人、ファイナンス、メンタルヘルス、ライフスタイル、ファイナンス、知性、地域貢献、社会貢献、健康といった複数の分野ごとにゴールを設定していきます。

 

ですが、ほとんどのゴールはあなた自身に関するものではなく、あなたが周囲とどのような関係性を作っていくかがポイントになります。

 

仕事、家族、友人、地域貢献、社会貢献といったゴールは社会とのつながりの中から生まれてきます。

 

また、個人的なジャンルである健康や知性、ファイナンスのゴールもこれらばかりに力を注いでは、その他のゴールへ悪影響を及ぼしますから、間接的にやはり社会とつながっているということです。

このように分析してみると、ゴールは自我に囚われていては見つけ出すことができないということがわかります。

 

自我から離れて未来を予測する力が必要

非常に狭い範囲の自我から離れてゴールを設定するには、まずこれから未来の社会がどのようになっていくかを自分なりに分析していく必要があります。

 

例えば仕事のゴールならば、まずはどのようなものが社会に必要とされていくかを知ることがスタートです。

 

これからの社会では自動運転やドローンなどで物流システムが大きく変化していくことが予測されます。

 

そうすると、そういった最先端のテクノロジーを取り入れた運送会社を経営することや、逆にこれから解雇されていくであろう運送業に関わる人をサポートするような仕事が社会から求められてきます。

 

人間関係のゴールであれば、家族や友人がどのように成長していくかを知った上で理想的な状態を想定することが求められます。

 

子育てであれば、子供の成長に合わせて親としての振る舞いは変化していきます。

 

仕事であれば社会の成長に合わせて、人間関係であれば個人の変化を考えた上でゴールを設定するということです。

 

来るべき未来を考える

物流システムの変化はほぼすでに決まっている未来です。

 

このまま何事もなく時間が経過すれば実現する未来ですので、現状の内側。

 

コーチングの用語で言えばステータス・クオになります。

 

ですから、私たちはそのステータス・クオをまず知った上でさらにより良い現状の外側の世界とはどのようなものかを定義していく必要があります。

 

未来の理想世界を定義することで、初めてそこに関わる自我が定義されていきます。

 

それによって「未来の世界」と「自分」を結ぶ架け橋としてゴールが見えてきます。

 

ゴールは他者のwant toから選ぶ

このようにして考えていくと、ゴールは自分の欲求から選んでも見つからないことがわかります。

 

社会との繋がりの中でゴールが見つかるということは、自分のwant toからスタートするのではなくまず他者のwant toを前提にする必要があります。

 

未来の社会や他者のwant toの中から、自分がやりたいと思うことを選べば自然と社会性の高いゴールを見つけることができます。

 

多くの人はやりたいことをゴールに設定しようとしますが、それでは小さな自分に囚われてゴールになってしまいます。

 

生理的な欲求や見栄をゴールと勘違いしてしまう人が多いですが、それは真のゴールとは言えません。

 

他者のwant toに限界はない

また、生理的な欲求は簡単に満ちてしまうものです。

 

美食もアルコールも異性との付き合いも物理的な限界があります。

 

どれだけ楽しもうと思っても、一度に人の100倍も食事できる人はいません。

 

それに対して他者や社会から求められるwant toに限界はありません。

 

また、抽象度をあげれば同時にたくさんの他者の願いを叶えていくことも可能になります。

 

結果的に自由とゴールが手に入る

人間の脳はそういった高度な問いを与えられるとドーパミンを放出するように出来ています。

 

ビジネスや抽象思考は情報空間で行われるので、物理的な限界もなくいつまでも楽しむことができます。

 

他者のwanto toにフォーカスすればそこには無限の選択肢が広がっています。

 

自由という言葉を定義するのであれば、それは選択肢が豊富にあるということです。

 

自分のwant toではなく他者のwant toにフォーカスする。

 

それによって真の自分のゴールとwant toに気がつくことができるようになります。

 

ゴール設定に悩む人は、自分ではなく社会や他者に興味を持つようにしてください。

 

TRUE COACHING編集長
苫米地式コーチング認定マスターコーチ補 齋藤順

経営者、マイクロビジネスオーナーへのコーチングを多数行う。また、スポーツ選手やトレーナーへ勝利を導くためのスポーツコーチング理論もレクチャーしている。コーチングを必要とするためにコーチとクライアントの交流の場であるコーチングフォーラム2018を開催して成功させる。正しいコーチングの知識を必要な人へ届けるために情報発信メディア「TRUE COACHING」を企画し編集長を務める。

ブログ コーチングが習慣になる!苫米地式コーチングマスターコーチ補:齋藤順

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