あなたにふさわしいコーチの見つけ方
こんにちは、苫米地式コーチング認定マスターコーチ補の齋藤です。
この記事ではあなたにふさわしいコーチの見つけ方について解説したいと思います。
現状の外側に向かうためのマインドの使い方を身につけるにはプロのコーチからコーチングを受けることが必要不可欠です。
マインドの使い方というのは目に見えるものではありませんが、非常に抽象度の高い特殊技能です。
その特殊技能を正しく身につけるにはプロに指導してもらう必要があります。
例えば音楽家を目指す人であれば音大に通って一流の教師からレッスンを受けますし、研究者を目指すのであれば大学の研究室に所属して教授の指導を受けながら研究に必要な思考法を身につけます。
それと同じで現状の外側のゴールを達成するマインドの使い方を身につけるには、その専門家であるコーチから1対1で指導を受ける必要があるということです。
では、現状の外側を目指すあなたにはどのようなコーチが相応しいのでしょうか?
具体的なコーチの選び方を解説していきます。
コーチ自身がコーチングを受けていることが大前提
まず当たり前ですがコーチ自身がコーチング理論をしっかりと学んでいて、そのコーチ自身もプロのコーチからコーチングを直接受けている必要があります。
最近は通信講座で資格を取ることも出来るそうですが、直接コーチからコーチングを受けたことがない人がプロのコーチになることは不可能です。
これはフランス料理を食べたことがない人がレシピを見て料理を作ったからといってプロのシェフになることが出来ないのと同じことです。
それと同じでコーチングを実際に受けたことがない人は、どれだけコーチングを研究していたとしても私はお勧め出来ません。
そもそもコーチはクライアントを現状の外側を外側へと導く存在ですから、当然ながらあり方として自分自身も常に成長していく存在です。
それなのに通信講座で資格を取って満足するコーチが果たして現状の外側にクライアントを連れて行くことを謳っていいのかという疑問もあります。
ですから、直接コーチングの指導を受けたことがあるプロコーチからコーチングを受けることを私はお勧めします。
コーチの具体的な探し方
では、そういった十分な教育を受けたコーチからどのように自分に相応しいコーチを選べばよいでしょうか?
苫米地式コーチング公式サイトに掲載されているコーチは現段階で100名以上です。
掲載されているコーチ全員の説明会やトライアルコーチングを受けることは現実的ではありませんから、まずはざっくりと各コーチがどのような情報を発信しているかを調べてみましょう。
各コーチの公式ホームページやブログ、ツイッターやFacebookなどを見れば日頃からどのような活動をしているかを大まかに把握することができるはずです。
また、その時点である程度自分のフィーリングに合う、合わないといったことも判断できるでしょう。
そこで何名かのコーチに絞り込めたらそのコーチと一度直接会って話を聞いてみることをお勧めします。
最後はコーチの顔つきで判断する
先ほど、コーチとは何よりもまず自分自身が現状の外側に向かう存在であると書きました。
実際にそのコーチが現状の外側に向けて活動しているのか。
言葉だけではなく表情や佇まいといった非言語の部分でもしっくりと来るか。
そういった言語化できない非言語での相性を判断した上で最終的にコーチングを申し込んだ方が良いでしょう。
また、コーチを選ぶときについそのコーチがどのようなキャリアを歩んできたか気になると思いますが、そういった過去のスペックで判断することも私はお勧めしません。
例えばどれだけ過去のキャリアが華々しかったとしても、それはコーチが自分で選んだものではなく親のブリーフシステムを受け継いだ結果としての産物かもしれません。
ですからコーチが今どのようなゴールを持っていて、どのような生き方をしているのか。
「エフィカシーが高く今この瞬間も幸せに生きているか」を基準に自分が素晴らしいと思うコーチを選ぶ方が良いでしょう。
コーチングを受けることは人生の通過点に過ぎない
さて、首尾よくコーチングを受けたいというコーチが見つかったら、ぜひ心がけて欲しいことがあります。
それはコーチングを受けることをゴールにするのではなく、人生の通過点として捉えるということです。
コーチングを受けたいと思えるコーチが見つかったときに人によっては金銭的な事情ですぐに受けることができないこともあるでしょう。
そこでコーチングを受けることをゴールにしてしまうと、ホメオスタシスの働きで必ず申し込む一歩手前で尻込みしてしまうことになります。
ですからコーチングを受けることは人生の通過点として考えて、ゴールを更新することが必要です。
すでに何か大きなゴールを持っている人でしたらコーチングは通過点に過ぎないという感覚は理解しやすいと思います。
コーチングを受けた後にどうなっていたいかを考えたことがない人は、コーチングを受けた後にどのような自分になっていたいかを考えるようにしてください。
実際にはコーチングを受けることでブリーフシステムが変わって、ゴール自体が大きく変わる可能性もありますが、仮のゴールでも良いのでコーチング後の自分について考えておきましょう。
コーチングを受けて当たり前だというセルフイメージを保てば必ずコーチングを受けることができるようになります。
逆説的ですが、自分の人生にはコーチングが必要だ。
コーチングを受けるのが自分にとっては当たり前だという考え方をするからこそスコトーマが外れてあなたにふさわしいコーチが見えてきます。
これまで色々なポイントを書きましたが、コーチングを受けて人生を変えると決めれば自分に必要なコーチは自然と見えてきます。
現状の外側に向かいたいという強い意志をもとに最後は自分の好みで選ぶようにしましょう。
斎藤順