セルフエフィカシーとは?自己肯定感との違いと、その効果について

認知科学に基づいた”苫米地式コーチング”の真髄は、セルフエフィカシーを高めることがカギ?

 

こんにちは、TRUE COACHING編集部です。

 

今日はコーチングにおいて最も重要なセルフエフィカシーについてレクチャーします。

 

近年、自己啓発系書籍のブームに乗じて、苫米地博士にもスポットが当たるようになりました。

 

苫米地博士といえば、日本を代表する”天才”とも称され、テレビコメンテーターや数々のベストセラーを世に生み出しただけでなく、かつてはオウム真理教信者の脱洗脳に携わった認知科学者として知られています。

 

そして、あなたもご存知の通り、コーチング界での活躍も大変輝かしいものですよね。

 

最先端の認知科学を取り入れた、論理的かつ短期間で結果を出すコーチングは、高額な料金でありながらも予約引っ切り無し。

 

さて、そんな苫米地博士のコーチングですが、書籍で博士自身がおっしゃっている通り、実は”自宅で自分でも”ある程度身に付けることができます。

 

そのカギとなるのが”セルフエフィカシー”。

 

苫米地式コーチングは、奥が深く一長一短では理解できないかもしれませんが、今回は第一歩として、セルフエフィカシーに焦点を当てつつ、大まかなの概要を紹介していきます。

 

セルフエフィカシーとは何か?

 

コーチングという言葉は耳馴染みがあるかと思いますが、セルフエフィカシーは初耳だという方も少なくないでしょう。

 

ですが、直訳すると単純明快です。

 

セルフは”自己”、エフィカシーは”効力感・評価”。

 

つまり、ゴール達成における自己評価のことです。

 

そしてこのゴール達成における自己評価(セルフエフィカシー)が、苫米地式コーチングで非常に大きな役割を担ってくるのです。

 

ゴールを設定した時に、そのゴールを達成できると100パーセント確信している状態はエフィカシーが高い状態です。

 

それに対して確信度が半信半疑であったり、自信がないという状態はエフィカシーが低い状態です。

 

エフィカシーはこれまでの自分の実績や周囲からの評価といった外部によって決めるものではありません。

 

エフィカシーはあくまでも「ゴールに対する自己評価」ですから、例え今実績がなくても「自分はゴール達成できる人間だ」と決めてしまえば簡単にエフィカシーを高めることが出来ます。

 

セルフエフィカシーを高めると夢が叶う?

 

先ほど述べたように、苫米地博士はコーチングの中でも特に「セルフエフィカシー」に重きをおいています。

 

というのも、”セルフエフィカシーを高めることで夢や目標(ゴール)が達成しやすくなる”と考えているからです。

 

例えば「今年中に●●大学に合格する」という目標を掲げたとしましょう。

 

その時「自分にはできる!」と思うか、逆に「自分には無理だ」と思うかで、結果は大きく変わってくると思いませんか?

 

そうなんです。

 

引き寄せの法則やマーフィーの法則でも言われていることですが、「自分にはできる!」というセルフエフィカシーの高い状態人ほど、夢を実現しやすくなるのです。

 

でも、多少なりとも「自分にはできる!」と思って目標を掲げて頑張っているのに、失敗することがあります。

 

なぜでしょうか?

 

この原因は、”自己対話する生き物”だということが関係しています。

 

人間は思考する生き物だけど・・・

 

突然ですが、ここで質問です。

 

こうして記事を読んでいるあなたは、今何を考えていますか?

 

「コーチングってなんだろう」とか「セルフエフィカシーが重要なのはなぜ?」といったことを考えているかもしれませんね。

 

今は意識的に思っていることを考えてもらいましたが、実は無意識の状態を含めると、全ての人間がこのような自己対話を”毎日7万回以上”もしているそうです。

 

さらに、その思考の内の8割以上がネガティブな思考だと言われています。

 

この内的な会話をセルフトークと言います。

 

セルフトークが高いエフィカシーに見合うものでないと、意識が働く場面では高いエフィカシーを維持できますが、とっさの判断やスピーディーに物事を決断していく場面では無意識に低いエフィカシーによる選択をしてしまいます。

 

そして、この無意識下で考えてしまうネガティブな思考をコントロールしない限り、セルフエフィカシーを高めることはできません。

 

セルフエフィカシーを高めるには?

 

では、無意識下の思考をコントロールし、セルフエフィカシーを高めるにはどうしたら良いのでしょうか?

 

苫米地式コーチングでは、アファメーションを取り入れることを推奨しています。

 

アファメーションとは「肯定的な宣言」と訳されますが、無意識でも”自分はそうである”と認識させるために用いられるものです。

 

“無意識でも「絶対にゴールを達成できる」と心の底から納得するために、意識的にアファメーションを行い、思考をコントロールする”

 

スポーツコーチングでもその重要度は認められており、一流スポーツ選手や数々の著名人が、何度も最高のパフォーマンスを実現するために取り入れています。

 

もちろん数日、数週間で結果が出ることではありませんが、アファメーションを毎日行うことでセルフエフィカシーがどんどん高まっていき、自然とゴール達成に近づいていきます。

 

また、コーチングで行うアファメーションにはいくつかの重要なルールがあります。

 

アファメーションというテクニック自体は古いパラダイムの自己啓発などもで用いられますが、それには科学的な根拠が薄いものや効率の悪いものも多くあります。

 

コーチングでは心理学的に正しいアファメーションをルールに沿って作成します。

 

それによって素早く確実にエフィカシーを高めることが可能になります。

 

セルフエフィカシーが高い状態になると・・・

 

セルフエフィカシーが高い状態になると面白いことが起こります。

 

なんと、セルフエフィカシーが高い状態になると、”脳が自動的にゴール達成に向けて働いてくれる”ようになります。

 

コーチング界では”目的思考”とも呼ばれますが、脳が勝手にあなたに必要な情報、体験といったことを探すアンテナに切り替わります。

 

こうすることで、まるで引き寄せるかのようにゴールを達成することができるのです。

 

エフィカシーが高まってきた時の注意点

 

アファメーションを繰り返し、セルフエフィカシーを高めていくと、確かにあなたはゴール達成に向けて変化していきます。

 

しかし、周りの目が変わってくるのです。

 

例えば「その目標は厳しいんじゃないかな」とアドバイスしてきたり、直接「絶対に無理だよ」と言ってくる人もいるでしょう。

 

ですが、このような人達の言葉に耳を傾けてはいけません。

 

なぜなら、このような人は、あなたの夢を壊す”ドリームキラー”だからです。

 

ゴール設定を掲げていると現れる厄介者”ドリームキラー”

 

ドリームキラーは、家族・友人・知り合いなど、至るところに潜んでいます。

 

大学受験を目指す子供に対し、進路指導する先生を例にしてみましょう。

 

先生の中には、子供が高い目標を掲げていると「あなたの現状の偏差値では合格は無理です。」と言う方ががいます。

 

もちろん今までの実績を考慮した上のアドバイスかもしれませんが、あくまで統計的に語られているだけにすぎません。

 

合格できるかできないかは、未来のことなのですから誰もわからないはずです。

 

なのに「あなたには無理だ」と決めつけ、セルフエフィカシーを下げ、目標自体も下げようとする。

 

このようにドリームキラーは”自分が思っていることと違うことをする人間”に対し、自分の居心地の良さを保つためのアドバイスをしてきます。

 

たとえ人間的に好きだったとしてもドリームキラーの兆候がある人には、なるべく距離をとったり、あなたの夢を話さないようにするのが良いでしょう。

 

自分自身をコーチングしてセルフエフィカシーを高めていこう!

 

大まかに説明しましたが、苫米地式コーチングの概要をお伝えしました。

 

そして、今回はわかりやすいようにセルフエフィカシーの説明から始めましたが、苫米地式コーチングについて簡単にまとめますと、

 

1.現状の外側にゴールを設定する
2.アファメーションを毎日行い、セルフエフィカシーを高める
3.無意識でも、現状の自分がゴールを達成できる人間であると思う
4.脳が自動的にゴール達成に向け働く
5.あなたの変化を嫌うドリームキラーに近づかない
6.ゴールを達成する

 

という流れになります。

 

コーチングをはじめ、セルフエフィカシー、アファメーションなど聞き慣れない言葉が多々あったかと思いますが、あなたがゴールを達成するために、少しでも力になれていれば幸いです。

 

また、エフィカシーが高まると自分の長所や可能性に気がつくだけでなく、周囲の人の長所や可能性も発見できるようになります。

 

エフィカシーが高い人物が企業の管理職や、スポーツチームの監督になれば自然とコーチング的な指導法によって部署やチームのエフィカシーを高め、これまででは考えられないように成績を収めることも可能になります。

 

苫米地式コーチングはコーチングの開祖ルータイスのメソッドの発展系です。

 

大元のルータイスのコーチングメソッドは国防関係や警察組織、アメリカのトップ企業の集まりであるフォーチュン500の52%以上が採用しています。

 

コーチングを導入して社員のエフィカシーが高まった組織では、そうでない企業と比べて利益率が756倍違うというデータもあります。

 

ぜひ、自分のゴール達成だけでなく周囲の人のエフィカシーも高めるようにしてあげてください。

 

TRUE COACHING編集部

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